トイレリフォームの工事完全ガイド|工期・工事内容・交換方法・流れを解説

トイレのリフォームを検討するとき、
「工事は何をするの?」
「トイレは何日使えなくなる?」
「便器を交換するだけで終わる?」
「古いトイレでも新しいトイレに交換できる?」
など、工事そのものについて疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、一般的なトイレ交換であれば1日程度で完了するケースも多いですが、排水位置の変更や床の補修、和式から洋式への変更、トイレの増設などがあると、工事内容も工期も大きく変わります。
そのため、トイレリフォームでは「トイレを交換する」という一言だけで考えるのではなく、
①現在のトイレを確認する → ②新しいトイレを選ぶ → ③必要な工事を決める → ④施工する → ⑤仕上がりを確認する
という流れで考えることが大切です。
この記事では、トイレリフォームの工事全体の流れと、工事内容によって何が変わるのかを分かりやすく解説します。
トイレリフォームの工事は大きく5つのステップ
トイレリフォームの基本的な流れは、次の5段階です。
現地調査
トイレ・工事内容の選定
既存トイレの撤去
配管・床などの必要工事
新しいトイレの設置・仕上げ
ただし、すべての工事で同じ内容になるわけではありません。
例えば、現在と同じようなタイプのトイレに交換するだけなら比較的シンプルです。
一方で、和式から洋式へ変更したり、排水位置を変更したり、床の腐食が見つかったりすると、途中の工事が増えることがあります。
STEP1|まずは現地調査で現在のトイレを確認
トイレリフォームでは、商品を選ぶ前に現在のトイレがどのような状態なのかを確認することが重要です。
確認する主なポイントは、
トイレの種類
トイレのサイズ
排水位置
給水位置
止水栓
コンセント
床の状態
壁・床の仕上げ
トイレ内の広さ
などです。
見た目だけでは判断できない部分もあるため、実際の設置状況を確認したうえで、交換できる商品や必要な工事を検討します。
特に重要なのが「排水位置」
トイレを交換するときに注意したいのが、便器の排水位置です。
現在のトイレと新しいトイレで排水位置が合わない場合、そのままでは設置できないことがあります。
そのため、トイレ選びでは「デザイン」や「機能」だけでなく、現在のトイレに設置できる商品なのかを確認する必要があります。
詳しい確認方法はこちらの記事で解説しています。
→ トイレの排水芯とは?200mm・リモデルタイプの違いと確認方法を解説
STEP2|希望するトイレと工事内容を決める
現地調査を行ったら、どのトイレに交換するのかを決めていきます。
トイレには、
組み合わせ型
一体型
タンクレス
など、いくつかのタイプがあります。
また、トイレ本体だけを交換するのか、壁紙や床も一緒にリフォームするのかによっても工事内容が変わります。
例えば、
トイレ本体だけ交換
であれば比較的シンプルですが、
トイレ交換+壁紙+床
となれば、内装工事も必要になります。
そのため、見積もりを依頼するときは「トイレを交換したい」だけでなく、どこまできれいにしたいのかを伝えておくとスムーズです。
STEP3|既存のトイレを撤去する
工事当日は、まず既存のトイレを取り外します。
一般的には、
止水 → 給水部分の取り外し → 便器・タンクなどの撤去 → 周辺の確認
という流れになります。
トイレを撤去すると、普段は見えない床や配管の状態を確認できるようになります。
ここで、
床の腐食
下地の傷み
配管の劣化
水漏れ跡
などが見つかることがあります。
こうした部分に問題がある場合は、そのまま新しいトイレを設置するのではなく、必要な補修を行います。
STEP4|必要に応じて配管・床・電気などを工事
すべてのトイレリフォームで大掛かりな工事をするわけではありません。
現在の状態と新しいトイレが合っていれば、必要な調整だけで設置できることもあります。
一方で、次のような場合には追加の工事が必要になることがあります。
排水位置が合わない
新しいトイレと既存の排水位置が合わない場合は、排水部材の調整などが必要になることがあります。
床が傷んでいる
便器を撤去した際に床の腐食などが見つかった場合は、床や下地の補修を行ってから新しいトイレを設置します。
→ トイレ交換で床が腐っていたらどうする?追加工事が必要になるケースを解説
コンセントが必要
温水洗浄便座などを設置する場合、電源が必要です。
既存のトイレにコンセントがない場合などは、電気工事が必要になることがあります。
給水・止水栓の調整
既存の部材の状態や、新しいトイレとの接続条件によって、給水側の部材を交換・調整する場合があります。
STEP5|新しいトイレを設置して仕上げる
必要な下地・配管工事が終わったら、新しいトイレを設置します。
その後、
給水接続
排水接続
タンク・便座などの設置
リモコン設置
必要な電気接続
試運転
水漏れ確認
清掃
などを行います。
最後に正常に使用できることを確認して、工事完了となります。
トイレリフォームは何日かかる?
一般的なトイレ交換の場合、1日程度で完了するケースがあります。
ただし、これはあくまで標準的な交換工事の場合です。
工事内容によっては、さらに時間がかかります。
工事内容 | 工期の目安 |
|---|---|
トイレ本体の交換 | 約1日 |
トイレ交換+内装 | 約1日~ |
排水位置などの調整 | 状況による |
床の補修を伴う工事 | 状況による |
和式→洋式 | 数日程度~ |
トイレの新設 | 数日~ |
住宅の状態や工事範囲によって変わるため、正確な工期は現地調査後に判断します。
「1日で終わる工事」と「時間がかかる工事」は何が違う?
ポイントは、トイレ本体の交換以外にどこまで工事するかです。
便器を交換するだけなら短時間で終わる場合があります。
一方、
床を直す
壁紙を張り替える
排水を変更する
和式から洋式にする
トイレを新設する
といった工事が加わるほど、工期は長くなります。
1日でできる工事について詳しく知りたい方はこちら。
→ トイレリフォームは1日で終わる?工事内容別にかかる時間を解説
トイレが使えない時間はどのくらい?
トイレリフォームで気になるのが、工事中にトイレが使えなくなる時間です。
便器を交換する工事では、既存トイレを撤去してから新しいトイレを設置するまで、一時的に使用できなくなります。
一般的なトイレ交換であれば、工事完了後には再び使用できるようになります。
ただし、
配管工事
床の補修
和式から洋式への変更
トイレの増設
などを行う場合は、使用できない時間や期間が長くなる可能性があります。
そのため、工事前に「いつから使えなくなり、いつから使えるのか」を確認しておきましょう。
工事内容によってトイレリフォームの流れは変わる
ここまでが一般的なトイレ交換の流れですが、すべての住宅で同じ工事になるわけではありません。
特に違いが出やすいのが次のケースです。
和式トイレから洋式トイレに変更する場合
和式から洋式への変更では、単純に便器を入れ替えるだけでは済みません。
床や配管などを含めて工事する必要があるため、一般的なトイレ交換より工事規模が大きくなります。
→ 和式トイレを洋式トイレにするには?工事方法と注意点を解説
タンクレストイレへ交換する場合
タンクレストイレは、すべての住宅でそのまま交換できるとは限りません。
特に確認したいのが、
水圧
排水
給水
電源
設置スペース
です。
→ タンクレストイレに交換できない家はある?水圧・排水・電源の注意点を解説
2階にトイレを新しくつくる場合
「今あるトイレを交換する」のではなく、2階などに新しくトイレを設置する場合は、工事内容が大きく変わります。
新たに、
給水
排水
電気
換気
床・壁
トイレ空間
などを計画する必要があります。
→ 2階にトイレを増設できる?費用・配管・設置場所のポイントを解説
マンションのトイレを交換する場合
マンションでは、戸建て住宅とは違う注意点があります。
特に、
排水
配管
トイレのサイズ
管理規約
工事可能な時間帯
などを確認する必要があります。
→ マンションでもトイレ交換できる?排水・サイズ・管理規約の注意点を解説
工事中に追加工事が必要になることもある
トイレを撤去した後に、床や配管などの状態が分かるケースがあります。
例えば、
「便器を外したら床が腐っていた」
という場合には、床の補修が必要になることがあります。
また、排水位置や給水位置が新しいトイレと合わない場合にも調整が必要です。
そのため、見積もり段階では分からない部分があることも理解しておきましょう。
追加工事が発生するケースについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→トイレリフォームで追加費用がかかるのはどんなとき?よくある追加工事を解説
トイレリフォームの工事費は何で決まる?
トイレリフォームの費用は、単純にトイレ本体の価格だけでは決まりません。
主に、
トイレ本体+標準工事+必要な追加工事+内装などのオプション
で考えます。
例えば、同じトイレ交換でも、
「トイレ本体だけ交換」
と
「トイレ交換+床+壁紙+給水工事」
では、当然ながら総額が変わります。
費用について詳しく知りたい方はこちら。
→ トイレリフォームの費用はいくら?価格相場・工事費・予算別に徹底解説
トイレリフォームの工事前に確認しておきたいこと
工事をスムーズに進めるためには、契約・着工前にいくつか確認しておくことがあります。
どこまで工事するのか
「トイレ交換だけ」なのか、
「壁紙や床も交換する」のか、
「収納や手洗い器も追加する」のか。
最初に工事範囲を明確にしておきましょう。
工事中にトイレを使えない時間
特にトイレが1か所しかない住宅では重要です。
「朝から工事を始めて、何時頃に使えるようになるのか」
など、あらかじめ確認しておくと安心です。
追加工事が発生した場合の対応
工事中に追加工事が必要になった場合、
「どのような理由で必要なのか」
「追加費用はいくらなのか」
を説明してもらってから判断することが大切です。
見積書の内容
見積書では、総額だけを見るのではなく、
トイレ本体
撤去費
設置費
給排水工事
電気工事
内装工事
処分費
その他工事
など、どこまで含まれているか確認しましょう。
見積書の見方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ トイレリフォームの見積書はどこを見る?工事費の内訳とチェックポイントを解説
トイレリフォームでよくある疑問
トイレ交換は1日でできますか?
一般的なトイレ交換であれば、1日程度で完了するケースがあります。
ただし、床補修や内装、排水工事などが必要になる場合は、工期が長くなることがあります。
古いトイレでも交換できますか?
多くの場合は交換を検討できますが、現在の排水位置や給水、電源、設置スペースなどを確認する必要があります。
特に古い住宅では、既存部分の状態によって必要な工事が変わることがあります。
トイレを交換するとき、壁紙や床も変えた方がいいですか?
必ずしも必要ではありません。
ただし、便器を撤去した状態で床や壁紙を施工できるため、同時にリフォームするメリットはあります。
工事中はずっとトイレが使えませんか?
便器を撤去している間は使用できません。
ただし、工事内容によって使用できない時間は変わるため、着工前に確認しておくと安心です。
まとめ|トイレリフォームは「交換する商品」だけでなく工事内容まで確認しよう
トイレリフォームは、単純に古い便器を新しいものに交換するだけとは限りません。
一般的な工事では、
現地調査
↓
商品・工事内容の決定
↓
既存トイレの撤去
↓
必要な配管・床・電気工事
↓
新しいトイレの設置
↓
試運転・仕上げ
という流れで進みます。
一般的なトイレ交換なら1日程度で完了する場合がありますが、和式から洋式への変更、排水位置の調整、床の補修、トイレの増設などを行う場合は、工事内容も工期も変わります。
そのため、トイレリフォームを検討するときは、
「どのトイレにするか」だけではなく、「今のトイレに設置できるか」「どんな工事が必要か」「何日使えないのか」まで確認することが大切です。
まずは現在のトイレの状態を確認し、自分の家ではどこまで工事が必要なのかを把握するところから始めましょう。




